タコ・ウオノメ

歩くと痛いタコやウオノメ。似ていますが違うものだということはご存知かと思います。タコにも痛みがありますがウオノメほどではないでしょう。ウオノメは小さなものなのに痛みもひどくて、まるで靴の中に小石を入れて歩いているかのようですね。痛みをかばって歩いているとみっともないですし、体に歪みも出てしまいますよ。繰り返しできる場合もあります。

タコ・ウオノメの原因

タコやウオノメに共通して言えることは、皮膚が角質化して肥厚していることです。指にできるペンダコ、テニスや卓球の選手にはラケットダコができますが、同じ場所に機械的な刺激が何度も何度も加わることで皮膚が硬くなってしまうのです。
足のタコやウオノメは合わない靴を長時間はいて歩いたり、ヒールの高い靴で足の前の部分にばかり体重がかかったり、歩き方の癖でいつも同じところに体重がかかったりすることでできてしまいます。
ソール部分の薄いサンダルやミュールもタコやウオノメを作ってしまう原因にもなります。
年配の女性ですと正座をすることが多いので足の甲に座りダコができている人がいますが、最近の若い女性には見られないタコですね。サンダルやミュールをはいたときに、座りダコがあるのは嫌だという人もいるでしょう。

タコとウオノメの違い

感じ方の違いでいえばタコはさほど痛みも少ないですが、ウオノメの痛みはかなりのものです。痛くて歩行が困難になる場合もあります。タコは広範囲に渡って皮膚が硬くなりますがウオノメはピンポイントで硬くなります。歴然な違いはウオノメにはタコにはない核があるということです。この核を取り除かなければ痛みはなくなりません。ウオノメは足の裏や指の間にできることが多いのですが、タコは足の裏だけではなく座りダコのように足の裏以外にもできます。普通タコの色はウオノメに比べて少し黄色味をおびています。タコに赤みがある場合は細きんにおかされている場合がありますので皮膚科の受診が必要になります。

タコ・ウオノメの治療

タコやウオノメの市販薬が何種類も売られていますが、自己判断で治療してもいいものなのでしょうか。これの判断が難しいところですが、糖尿病などの人が自己治療して化膿させてしまったケースもありますし、自己判断でウオノメと思い、市販薬を使っていましたが実はウオノメではなく、悪性しゅようだったケースもあります。稀なケースですから神経質になることはないでしょうが、皮膚科の医師は市販薬を使うにしても、医師の診断は受けた方がいいとしています。

タコの治療

タコは皮膚が硬くなって肥厚している状態ですので、サリチル酸の絆創膏や液体の治療薬でタコを白くふやかしてやわらかくしてから削ります。タコの原因となっていることを取り除けば、治療をしなくても肌のターンオーバーに合わせて数ヶ月で消滅してしまうものです。

ウオノメの治療

ウオノメには皮膚の奥深くに核が刺さっている状態です。芯があるといった方がわかりやすいでしょうか。市販のサリチル酸の治療薬で自己治療をして取る人も多いようですが、核が残りがちですし細きんが入って化膿する場合もありますので、皮膚科で局所麻酔を用いて取り除いてもらうのが確実といえます。

タコ・ウオノメの再発

よく「ウオノメは癖になる」といって、再発するのが珍しくないようにいわれますがどうでしょうか。ここで一つ考えてみましょう。タコやウオノメの原因は? 外部からの機械的な刺激が繰り返し皮膚にあるからでしたよね? それが仮に靴に原因がある場合、せっかくタコやウオノメを取り除いても、原因になった同じ靴をはき続けていたらどうなりますか? 当然タコやウオノメができてしまうのです。タコ・ウオノメに再びならないようにするには同じことを繰り返さないことです。合わない靴で長時間の歩行、癖のある歩き方などを改善するだけでタコにもならなければウオノメにもならないのです。

薬で治療できないタコ・ウオノメ

これまでは外的刺激でのタコやウオノメの説明をしてきましたが、そうでない場合もあります。結果的には慢性的な外的刺激によってタコやウオノメができるのですが、靴のせいばかりではない場合があります。ごく稀にですが、足の骨が変形していて外側に向いて飛び出し、それが靴にあたってタコやウオノメになる場合があります。どんなにゆったりした靴をはいてもタコやウオノメができる場合、一度レントゲン検査をしてみましょう。もしかしたら骨の変形のせいかもしれません。この場合は骨を削るしか解決の方法はありません。

綺麗な歩き方へ

タコやウオノメがあると、痛みから逃れようとして歩き方がおかしくなってしまいます。反対に元の歩き方に癖があってできてしまう場合もありますね。歩き方一つで足の形は綺麗にも見えますので、厄介なタコやウオノメは早めに治療してしまいましょう。



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